肩のお悩み
肩は、多くの筋肉や関節が密接に連携して
腕の運動を制御する複雑な関節です。
肩の痛みの原因は、急性のものから慢性的なものまで多くあるため、
正しい診断と適切な治療が肩の健康を維持するために不可欠です。
肩こり
治療は、生活指導や温熱療法に加えて、体操、ストレッチなどの運動療法を行います。
肩関節周囲炎
肩の痛み、運動制限に伴い、物を持ち上げる、服を着るなどが不自由になります。
治療は、安静(急性期)、投薬、ブロック注射、物理療法、運動療法を行います。
肩腱板損傷
肩の腱板(肩甲骨と上腕骨をつなぐ一連の腱)の損傷により、
肩の運動制限や痛みを来す疾患です。
また、夜の痛みを訴える患者様が多いのも特徴の一つです。
急激な動作や外傷、もしくは使い過ぎなどの長年の負荷が原因で発生します。
治療は、軽度な場合は安静や理学療法、重度な場合は手術などが行われます。
個々の症状に基づいて適切なアプローチが選ばれます。
治療は、多くは保存加療(安静、投薬、ブロック注射、運動療法など)を行いますが、
痛みや運動障害の程度によって手術加療を検討することがあります。
石灰沈着性腱板炎
治療法は、急性期は激痛を伴うことが多いため、安静、投薬、ブロック注射、沈着物の吸引処置を行い、痛みが軽減した後、
運動療法を検討します。